四国自動車博物館

ローラースルーGOGO

1974年に本田技研工業が開発し、本田技研の関連会社アクト・エルとアクト・トレーディングが国内外にて販売した乗用玩具。当時の販売価格は5500円。兄弟車として1976年に発売されたローラースルーGOGO7がある。

体重制限は45kg。フレームに固定されているハンドルの左側にブレーキレバーが付属、体重移動することで左右への進行方向ができるようになっている。フレーム後方にはペダルがあり、これを踏むことにより後輪のスプロケットをチェーンで駆動させて前進する。また地面を蹴って進むこともできるため、現在市中で見かけるキックスケートや電動キックボードの元祖的な存在といえよう。

発売直後から大ヒット作品となり、一年で110万台を販売したと言われている。人気漫画「ちびまる子ちゃん」のエピソードにも登場し主人公まる子が欲しがる様子が描かれている。当時知らない者がいない程、幼児・児童達にとっての憧れの玩具だった。

しかし、わずか2年後の1976年に起こった交通事故がきっかけで、危ない玩具としてマスコミなどによる激しいバッシングが起こり、注文は激減。警察による製品テストでも問題はないとされたが、売り上げが回復することなく製造は終了となった。




specification
全長 × 全幅 × 全高 730 mm × 305 mm × 760 mm 車両重量 4.6 kg
タイヤ径 150mm 乗車定員 1名45kg未満