四国自動車博物館

NSR250R SP

「最強最速」

「もはやレプリカではない」

「もう二度と作ることのできない過激さ」

このバイクを操縦したことのあるものは、口々に様々な賛辞を送る・・・



80年代のレプリカブームにおいて到達点ともいわれるNSR250R(MC18)。



2ストローク部門でヤマハのTZR250、スズキのRG250Γなどと比べ販売でも性能でも大きく水を開けられていたホンダは、初代NSR250R(MC16)を1986年に発売した。 そして1988年わずか2年弱でモデルチェンジしたのが、2代目のMC18。愛称は「ハチハチ」。過激なポジショニングとスピードリミッターがない等の仕様ゆえに、現在でも歴代のNSRの中でもっとも人気があるモデルである。

展示車両は、この2代目の上位グレードのSPのレース仕様。当時は日本のバブル景気をうけ、空前のレースブームが巻き起こった。今では考えられないほどのアマチュアレーサーが生まれ、全国各地でレースが行われていた。

NSR250Rは、その後もMC21→MC28とモデルチェンジを行い1999年まで生産が続いた。