四国自動車博物館

308GTS

こちらの車両は期間限定の展示となります。

Ferrari308GTSは77年フランクフルトモーターショーにてデビューをし、85年まで生産された。生産台数は3219台。

エンジンは2926cc V型8気筒DOHCを搭載。車名の308は、3LとV型8気筒エンジンの数字から由来している。細かいスペックは、輸出された国により異なるが、出力の目安は255psとされた。ヨーロッパ仕様の潤滑はドライサンプに対し、オーストラリア、日本、北米仕様であるこの車両はウェットサンプ方式が採用されている。

75年から生産された同型の308GTBのBはベルリネッタ(イタリア語でクーペの意味)、GTSのSはスパイダー(オープンカー/タルガトップ)を意味している。両者の外観の違いは、グラスファイバー製のルーフパネルとリアクォーターウィンドゥに被さるルーバーパネルである。

エクステリアデザインはピニンファリーナによるもので、ドアからクォーターに続くエアインテークの凹部分やテールの丸形2連灯、リアウィンドゥの意匠など、dino246GTのデザインエレメントが随所に受け継がれている。ご来館の際は、是非両車を見比べていただきたい。

1980年には、排ガス規制に対応するため、キャブレターからインジェクション方式にした「308GTBi」 「308GTSi」が発売され、キャブレター方式は廃止。1985年のフランクフルトモーターショーにて、後継車の328が発表されて生産が終了した。




                           
SPEC
L x W x H [mm] 4,320 × 1,720 × 1,120 ホイールベース 2,340 mm
ボデータイプ2座タルガトップ 車両重量 1,090 kg
エンジン ミドシップ縦置き・90度V型8気筒 総排気量 2,926 cc
最高出力 188kW(255hp)at7700rpm 駆動方式 後輪駆動
サスペンション 前・後ダブルウィッシュボーンタイヤサイズ 前後 205/70VR14