四国自動車博物館

F3000 CABIN RACING TEAM with HEROES #3 (U.Katayama)

国際F3000より遅れること2年、1987年 全日本F2選手権からのスムーズな移行が行われず、選手権を掛けないままF3000は開催された。この年、全日本F2は参加者ゼロというシーズンとなり、正式な形としては日本フォーミラー界の空白の1年となる。翌1988年、正式に 全日本F3000選手権 として開催された。 開催当初、バブル景気やF1ブームと重なりドライバーの顔ぶれも充実し、高橋国光・星野一義などベテラン勢から、後に日本人F1ドライバーとして活躍した鈴木阿久里・片山右京、外国人ドライバーではスポットであるが、J.アレジ・M.シューマッハなどが参戦。参加チームも多数となり、一時期は出走台数40台を越えた。

現車両は、全日本F3000選手権90年・91年に片山右京がCABIN RACING TEAM with HEROSでハンドルを握ったマシンであり、91年にシリーズ参加台数がもっとも多い中チャンピオンを獲得している。
翌92年から、日本人F1ドライバー3人目となり片山らしい闘争心あふれたドライブでF1ファンの注目を集めた。